kazumichi_h2007-04-16


パリ郊外のアルフォール獣医学校内にあるフラゴナール美術館が、
改修工事のため6月22日で閉館するらしい。
http://musee.vet-alfort.fr/Site_Fr/index4.htm
2008年春リニューアル・オープンの予定とあるが、長引くことも
予想されるので、機会のある方は閉館前にぜひ。


画家フラゴナールの従兄弟にあたるオノレ・フラゴナールにより
18世紀に制作された貴重な「エコルシェ」(皮剥ぎ人体模型)の
コレクションが見られる。
黙示録の騎士がモデルという、馬にまたがった人物像が目玉。
馬までエコルシェなのがすごい。

エコルシェ以外にも、19世紀に制作された獣医学の講義用の
様々な「ムラージュ」(蝋製標本)のコレクションも見所。


ところでこのムラージュは、日本でも、獣医用は分からないが、人体のものは、
あちこちの大学付属の博物館に眠っているようだ。

調べた限りでは、
東大の総合研究博物館、
北大総合博物館、
そして名古屋大学博物館にも
あるらしいので、近々見に行ってこようと思う。