2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

警察博物館 特別展 東京の治安最前線展 4月27日(金)〜5月6日(日) http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no3/welcome/welcome.htm 「指紋採取体験」「ポリグラフ体験」「似顔絵体験」とくれば、これは 万難を排して足を運ばねばなるまい。 朝日…

医学史研究のメッカであるロンドンのウェルカム・トラスト・センターから出ているMedical Historyは、1957年の第一号から最新号の記事まですべてPDFでダウンロードできる。 http://www.pubmedcentral.nih.gov/tocrender.fcgi?journal=228&action=archive

フランスの新聞『フィガロ』が1826年から1942年の分までGallicaにアップされている。 http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/cb34355551z/date しかしダウンロードできるファイルは画像が荒すぎて何が書いてあるのかまったく読めません。 (ダウンロードせずに"Z…

18世紀にMadame du Coudrayが分娩の教育のために用いた人形は、 ルーアンの医学史博物館に保存されている。 http://www3.chu-rouen.fr/Internet/connaitreCHU/culture/musee_flaubert/ 以下のような図録も出ている。 La "machine" de madame du coudray ht…

Ethnologie francaise, 2007, N°1. http://www.puf.com/Book.aspx?book_id=025489 http://www.amazon.fr/exec/obidos/ASIN/2130559727/ 『フランス民俗学』が人類学と写真の特集をしている(Arret sur images : photographie et anthropologie)。 5月3日…

東西混合の医療文化 〜江戸・明治初期の医療道具〜トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館にて(4月28日から5月27日まで) http://www.tcmit.org/event/iryo.html 明治初期の胎児模型と、エレキテル(電気治療器)が見たい。 エレキテルというのはやはり動…

ガストン・ティサンディエによる気球写真撮影装置。 Gaston Tissandier, "La photographie en ballon", La Nature, N°654, 4 juillet 1885, p. 68.

パリ郊外のアルフォール獣医学校内にあるフラゴナール美術館が、 改修工事のため6月22日で閉館するらしい。 http://musee.vet-alfort.fr/Site_Fr/index4.htm 2008年春リニューアル・オープンの予定とあるが、長引くことも 予想されるので、機会のある…

先日教えてもらった学研の実験キット「指紋の研究」を、 ようやく入手。 あちこちで売り切れだったがセブンイレブンの通販で買えた。実験キット指紋の研究出版社/メーカー: 学研ステイフル(Gakken Sta:Ful)メディア: おもちゃ&ホビー クリック: 1回この商品…

Gaston Tissandier, A History and Handbook of Photography (1878), New York, Arno Press, 1973. 気球探検家として知られた化学者ガストン・ティサンディエによる写真論の英訳本の復刻版。 もとになったフランス語版はこれだろうか。 Gaston Tissandier, L…

Philippe-Alain Michaud, Sketches. Histoire de l'art, cinema, Paris, Kargo & L'Eclat, 2006. http://www.amazon.fr/Sketches-Histoire-cin%C3%A9ma-Philippe-Alain-Michaud/dp/2841621308/ Aby Warburg et l'image en mouvement(2000)の著者フィリップ=…

「嘘発見器」について少し調べると、以下のような書物がちょうどこの3月に出たところだったので、さっそく注文。The Lie Detectors: The History of an American Obsession作者: Ken Alder出版社/メーカー: Free Press発売日: 2007/03/06メディア: ハードカ…

おとといここに挙げた『科学捜査ノート』の冒頭からかなりのページ数を割いて論じられているのが、「嘘発見器」だが、この「嘘発見器」の歴史というのも、科学捜査が証言に対して抱く不信、という文脈から、調査してみる必要があるのかもしれない。 「嘘発見…

徳川美術館横の蓬左文庫で行われていた展示「南蛮・紅毛の学問」展を、最終日に滑り込みで鑑賞。 http://housa.city.nagoya.jp/index.html 森嶋中良『紅毛雑話』に描かれた、気球のような奇妙な乗り物の挿図や、西川如見『増補華夷通商考』の「紅毛人物像」…

山田誠編『科学捜査ノート』講談社、昭和34(1954)年。これまで見た中ではモンタージュ写真について一番詳しい説明がある。 帝銀事件のモンタージュは、2月2日の新聞公表後も、徐々に「進化」して いっていることがわかる。 日本のモンタージュはその後顔の…

昭和23(1948)年2月2日付の朝日新聞で、帝銀事件の容疑者の「モンタージュ写真」を確認してみた。 モンタージュ写真というより、見るからに単なる似顔絵である。 ついでに昭和26(1951)年2月28日付の同新聞で、八宝亭事件の容疑者の手配写真もチェックし…

駒村吉重「モンタージュ写真」『新潮45』2007年1月号、60−61頁。 http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/200701.html 迎春総力特集「19の「日本初」怪事件簿」のひとつとして「モンタージュ写真」が取り上げられている。 帝銀事件の折のモンタージュ写真…

Thierry HOQUET, Buffon illustre : les gravures de l'Histoire naturelle (1749-1767), Paris, Museum national d'histoire naturelle, 2007. 刊行元の自然史博物館による紹介ページビュフォン『博物誌』全36巻のうち最初に刊行された四足動物編全15巻に収…

ディディ=ユベルマンの新刊L'image ouverteの中には、ルジャンドルがDieu au miroirで表紙に用いたのと同じ図版が引かれている(14世紀の聖務日課書の詩編集に収められた細密画「キリストの傷跡」、ニューヨーク・メトロポリタン美術館蔵)。 だからという…

昭和26年(1951年)二月の、築地・八宝亭殺人事件では、第一発見者の山口青年の証言をもとに、モンタージュ写真が作成された。 「…数枚の似ている顔を選ばせ、これをもとに証言と組み合わせて、鑑識課でモンタージュ写真を作成した。大田成子を見たと…

上海博物館は、印章ばかりを集めた展示室がとりわけ興味深かった。 別に拇印や指紋の展示があったわけではないけれど、指紋研究的にも なかなか示唆的であった。 指紋はfinger printつまり「プリント」なわけで、あくまで捺されてからが 「指紋」であり、捺…