2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アルチュール・バテュのモノグラフィーが出るらしい。 Serge Nègre, Arthur Batut. Regards d'un humaniste photographe (1846-1918), Toulouse, Privat, 2008. http://www.amazon.fr/dp/270898196X/ そのほか目にとまった新刊をメモ。 José Moure, Daniel B…

かつてヨーロッパでは、病気の子供の回復を願って、あるいはその回復を感謝して、子供の体重分の蝋やら金やらを捧げるという習慣が広く見られたようである。 「体重分の何かを捧げる」というのは、ヨーロッパに限らず、かなり普遍的に見られる現象であるよう…

表象文化論学会第3回大会(2008年7月5日(土)・6日(日))のプログラムが発表されました。 http://www.repre.org/event/official/index.html 7月5日(土)早稲田大学・小野梓記念講堂(早稲田キャンパス・27号館) 7月6日(日)東京大学・駒場キャンパス1…

ピエール&マリー・キュリー大学(UPMC)のJubilothèqueというデジタル・アーカイブに、「シャルコー・コレクション」というのがあって、「サルペトリエール写真図像集」(ディディ=ユベルマンが『アウラ・ヒステリカ』で分析していたやつである)をはじめ…

僕は行けそうもないのが非常に残念ですが、京大人文研のフィクション研究会で、河田学さんが写真についての報告をなさるそうです。 日時:6月2日(月)、14時から 場所:人文研新館(本館)、1Fセミナー室2※ 報告:河田 学 題目:写真からフィクショ…

アマゾンや楽天ブックスに出たら紹介しようと思っていましたが、どうやら待っていたらそのうち出るというものでもないようなので、しびれを切らしてご紹介。 目次:平倉圭「バッド.リスニング──ゴダール−ゴランと複数の顔/音」 倉石信乃「報道と前衛──戦時…

日本のメディアでも話題になった、仏『ルモンド』紙の、「広島の写真」をめぐる騒動。 5月10日付に「広島。世界がこれまで見たことのなかったもの」のタイトルで、10枚の写真とともに、それらが広島の原爆投下の翌日に撮影されたものであるとの記事が出たあ…

ロックが『人間知性論』で取り上げる「モリヌークス(モリヌー)問題」とは、盲目の人間が、触覚によって立方体と球を認識できたとして、その人間の目が見えるようになったとき、はたして彼はその立方体と球を触る前に視覚によって認識できるだろうか、とい…