来週の金曜日(8月29日)、京都のMedia shopという本屋さんでレクチャーをやらせてもらうことになりました。
詳細は近々書店さんのホームページにも載せてもらえるのだと思いますが、こちらでもお知らせしておきます。
関西方面の方々、どうぞよろしくお願いいたします。
要旨は以下のようになります。

橋本一径 「写真と指紋」


「写真をとられると、魂を抜かれる」。いわゆる「未開社会」で、西洋の探検家や人類学者からカメラを向けられた現地の人々が、こう言って撮影を拒んだという話は、比較的よく知られている。こうした逸話は今では笑い話でしかないが、写真をとられることには比較的寛容な今日の私たちも、指紋をとられることには抵抗を覚えることが多いのではないだろうか。だが19世紀末に指紋が実用化された当初は、友人同士で指紋を交換し合う「指紋帳」が人気を集めたり、家系調査のための指紋採取に人々が積極的に協力したりと、現代とは異なる光景が繰り広げられていた。本レクチャーでは、こうした歴史を振り返りながら、指紋/写真をとられるときに、私たちがいったい何を「とられて」いるのか、考えてみることにしたい。


前川修さんの主催で、今後2週間おきに続いていく写真レクチャーシリーズの第一弾ということになるようです。
詳細は以下のチラシをご覧ください。