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いただきもの。
1985年から2007年までのさまざまな性質のテクストが収録され、日本におけるバルト『明るい部屋』受容言説史のようになっているのが面白い。
まだパラパラとしか見ていないが、滝沢明子さんの論文の、「驚き」をめぐる議論には、いろいろと示唆を受けた。
しかし写真における「時間」を考えるとき、写真を見る側の時間とは、単純に「現在」であると考えてしまってよいものであろうか。写真を通して見る「過去」とは、必ずしも被写体の時間と重なり合うわけではなく、それもやはり見る側の時間であると考えざるをえないものであるような気がする。


目次情報は青弓社のHP内にあり。
http://www.seikyusha.co.jp/books/ISBN978-4-7872-7248-5.html