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ディディ＝ユベルマンの新著が出た。
Georges Didi-Huberman, La ressemblance par contact : Archéologie, anachronisme et modernité de l'empreinte, Paris, Minuit, 2008.
http://www.amazon.fr/dp/2707320366/
タイトルから予想されたように、９７年のポンピドーの展覧会『かたどり(l'empreinte)』展のカタログのテクストを採録した書物だった。

パリで開催中の絵葉書写真展のカタログを取り寄せた。
Clément Chéroux, Ute Eskildsen, La Photographie timbrée, Göttingen, Steidl, Paris, Editions du Jeu de Paume, 2007.

「顔出し」などの縁日写真の絵葉書や、アマチュアによる自家製の絵葉書が面白い。
写真展はカタログだけで十分という場合もあるけれど、この絵葉書写真展の場合はカタログだけでは実際の大きさもわかりにくいし、実物を見たいという気にさせられる。
解説がクレマン・シェルーの文章ひとつだけなのは少し物足りない。