Le monde diplomatiqueの9月号に、イギリスの監視カメラは金ばかりかかって結局役に立っていないのではないか、という記事あり。
Noé Le Blanc, "Sous l'oeil myope des caméras"(近眼カメラの監視下で), LMD, septembre 2008, p. 4-5.


典拠のひとつとして挙げられている英内務省報告はこちら↓
http://www.homeoffice.gov.uk/rds/pdfs05/hors292.pdf
Assessing the impact of CCTV


なおLe monde diplomatiqueのこの号の目玉はデリダの未発表テキスト「マキャヴェリの忘れられた狼」。
「君主は時として獣にならなければならない」というマキャヴェリの『君主論』の議論から、「ならず者国家」の話につながっていく議論のさわり。EHESSでの2001年から2003年のセミナー「獣と君主 La bête et le souverain」の講義録で、ガリレから10月に第一巻が刊行されるようだ。