kazumichi_h2009-12-22

パリの戸籍(Etat civil)がネットで見られるようになっていた。
http://canadp-archivesenligne.paris.fr/


残念ながら1860年以前のものは(1871年のコミューンで焼けたため)
復元されたものだけなのだが、そのなかに1853年のベルティヨンの
出生に関するものも見つかった。


しかし誕生日が4月22日になっている。シュザンヌ・ベルティヨンの
伝記によれば4月24日であるはずで、ウィキペディアなどでもこれに
従って4月24日になっているのだが…。


『Le Temps』紙のベルティヨンの訃報(1914年2月14日)でも、誕生日は
4月22日とされていることに気づく。しかし姪っ子(シュザンヌ・ベルティヨン)が
叔父さんの誕生日を間違えるなんてことがあるんだろうか…。むしろ
戸籍の誕生日と、家族内で祝われる誕生日というのが、必ずしも一致して
いなかったのだと考える方が妥当なのかもしれない。