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駒場で吉本光宏氏のレクチャー。
オリヴァー・ストーン『JFK』の分析。
著書『イメージの帝国/映画の終わり』も読む。
ふたを開けてみたら論じられているのは『プライベート・ライアン』『ジョーズ』『マイノリティ・リポート』『宇宙戦争』と、要するにほとんどスピルバーグ論だったのでびっくりした。
映画を「好きか嫌いか」ではなく、徹底的な批判をし尽くすことによって、逆にその映画の価値を浮かびあがせるという分析のスタイルが、非常に新鮮。
特に最終章の『宇宙戦争』論が秀逸だと思ったのだが、本人としては出来栄えに納得していないご様子で、それは結局僕が、『宇宙戦争』が「好きだ」というのに流されすぎなのだろうと思わされた。
傍証として挙げられる『硫黄島の砂』やドン・シーゲルの『ボディ・スナッチャー』が見たくなる。
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