以前買ったマムラー本に、ようやく目を通す。
マムラー本人の自伝が全文掲載されているのはありがたい。
最新の研究をフォローしたイントロダクションも勉強になる。
しかしデリダの「亡霊」話から始まってフロイトの「不気味なもの」を
経て「喪の作業」の話になるという、著者による結論は、
読む前から食傷させられる感じである。

The Strange Case of William Mumler, Spirit Photographer (Fesler-Lampert Minnesota Heritage Books (Paperback))

The Strange Case of William Mumler, Spirit Photographer (Fesler-Lampert Minnesota Heritage Books (Paperback))