1879年12月のパリの寒波の記述を、フランス国立図書館デジタルアーカイヴ(Gallica)に収録の日刊紙で調べる。
"Le Temps"
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/cb34431794k/date


"Le Figaro"
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/cb34355551z/date


フィガロのほうは、寒波でパリ市民のファッションが変わっただとか、ジャガイモやにんじんの価格が急騰して家計を直撃だとか、俗っぽい記事もいろいろ出ているが、ル・トンのほうは至極まじめな記述が多く、両紙の性格の違いがわかって面白い。


この年の12月9日に記録したマイナス23.9度というのは、現在まで破られていないパリの最寒記録のようである。
http://www.paris.fr/portail/accueil/Portal.lut?page_id=4946&document_type_id=5&document_id=3076&portlet_id=10579
(このサイトでは12月10日になっている。)